【ファンを増やすブランドストーリー】

今日は、
【ファンを増やすブランドストーリー】というテーマで
なぜ、ストーリーを伝えるとファンが増えるのかを
お伝えします。
ブランドは、
商品や企業とお客様とのお約束とお伝えしました。
お約束というのは、
お客様が期待するベネフィット(提供価値)のことですね。 
実は、ブランドストーリーを伝えることで
ブランドの考え方や大事にしていること
どんな価値を提供しようとしているのか
これをわかりやすく
いろいろな側面から語ることができます。
【Whyから始めよ】
STEP5 の「ブランディングは伝える力次第」で
『WHYから始めよ』という話をしました。
パンフレットやHP、
初めてのお客様へのプレゼンテーションで
商品やサービスをお伝えするとき
この商品は
「こんなことができます。」
「こんな特徴があります」
「こんな技術を使って作りました」
自分たちの言いたいことをと言いがちです。
これは、WhatやHowから始める言い方なので
あまりお客様の心には響きません。
お客様が何を知りたいのか
どんな望みを叶えたいとか
課題を達成したいとか関係なく
言いたいことを言ってしまうからです。
それに対して、
Whyから始めることで、
最初に経営者の思い、ビジョンや目的、
どこへ向かっているのかを伝えることができます。
それで、How あなたの提供するベネフィットが明確になり、
What 商品・サービスが特別なものとして
受け止めていただけるようになります。
ブランドストーリーは、
このWhyを伝えるのにとても効果的です。
【プレスツアー】
Bang & Olufsenでは、毎年1、2回、
世界中のプレス(新聞・雑誌、TV記者)を招いて
プレスツアーを開催していました。
私のいた10年以上前のことですが
ブランドストーリーの説明として紹介します。
プレスツアーは、ブランドの世界観を
総合的に伝えるのにとても効果的です。
本社ショールームで
社長がプレゼンテーションスピーチを行い
チーフデザイナーのDavid Lewisが
製品デザインのコンセプトを伝えます。
工場見学ではベルトコンベアではなく
一人ずつ一つの製品を責任を持って作るセル生産の様子や
製品の特徴であるアルミ素材の研磨工程などを
見てもらいます。
一般的には1日半ほどのスケジュールですが
プレスツアーに参加するだけでは
一般的な「プレスツアー報告」で終わってしまいます。
日本からは毎回2〜3誌、
ライフスタイル誌とデザイン誌、音楽誌のように
異なるカテゴリーの雑誌記者を招待していました。
その年参加いただく雑誌記者を検討する段階で
どんなブランドストーリーを展開するかを
編集者・記者と一緒に検討し
オプション取材のテーマを決めます。
【操作性の秘密は心理学者】
オーディオ・ビジュアル製品の操作をできるだけ
わかりやすく直感的にするため
昔から、リモコンや製品のボタン・タッチパネルの
配置や操作性にこだわってきました。
ある年のライフスタイル誌の取材では
「Bang & Olufsenの使いやすさの秘密は心理学者が握っている」
というテーマでした。
新製品のシステムを一般のモニターの方が
迷わず定番のリモコンで操作できるかどうか検証するため
マジックミラーの向こうの部屋から
心理学者が製品の技術者とマニュアル担当者と一緒に
モニターの様子・表情を観察し
どの操作で迷ってしまうのか
どの説明が分かりにくいのかを
分析する様子を紹介してもらいました。
Why
 [誰でも素晴らしい音質・画質を家庭で簡単に楽しむことができるように]
How 
[操作ボタンの位置や操作手順、マニュアル作成に心理学者と検証して]
What
 [一つのリモコンで簡単に操作できる優れた操作性を持つオーディオシステム]
製品が完成してから、
操作マニュアルを付属品として作るのではなく、
製品の仕様を決める段階からマニュアルなしでも
老若男女誰でも使いやすい製品とするため
心理学者が関わっているというストーリーです。
優れた操作性の秘密として
Bang & Olufsenのこだわりを紹介することができました。
これは、20年ほど前の話ですが
オーディオや家電製品、ソフトウェアの使い方は
以前よりももっと複雑でわかりにくいことも多いですね。
機械に限らず、メーカーやお店が何にこだわって
製品やサービス作りをしているのか
エピソードや制作秘話を紹介すると
その想いをつたえることができますね。
HPだったりインスタ、ニュースレターなど
紹介できるメディアも活用していくといいですね。