ビジョンの実現

ビジョンや経営理念は、クリニックの経営に一番大切な基礎になるものです。

必要かなと思われたら、いいチャンスです。この機会に言葉に表しましょう。

ビジョンや経営理念といっても、特別のことではありません。先生が開業しようと思った時、どんなことを考えたでしょうか。

それを改めて整理し、言葉に表してみましょう。

ビジョンとは

ビジョンは○年後、どうなっていたいかのイメージです。あまり遠い将来ではなく、3年後、5年後、10年後くらいのイメージです。

ビジョンは、Visionという言葉が示す通り、「目に見えるイメージ」で将来のあるべき姿、ありたい姿を描いたものです。

 

先生は、例えば、5年後どうなっていたいですか?

クリニックに来る患者さんは、どんな症状で苦しんでいるのでしょうか。

どんな患者さんが何人ぐらい来ているのでしょうか。

その患者さんたちにどんな治療を提供していますか。

毎日の患者さんの数、働く職員は何人くらいですか。

スタッフには優しい笑顔がありますか?

しっかり先生の気持ちを受け止めて患者さんに寄り添っていますか?

経営を持続するための医療収益は目標通りでしょうか。

先生自身の夢の実現はどのくらいかなっているでしょうか。

 

こんなことを具体的にイメージして、頭に描き、数字に表してください。それが数年後のクリニックのビジョンになります。


経営理念とは

経営理念は、経営者の価値観や信念を言葉に表したものであり、事業戦略の策定やスタッフの行動指針のもととなる判断基準です。「経営理念」として明文化していなくても、院長がいつも大切にしていた考えや普段からスタッフや取引先に話している想いを改めて言葉にしてみてください。

 

経営理念は、難しい概念的な言葉よりも、スタッフと共有しやすいわかりやすい言葉遣いが一番です。

 

経営理念とは別に自院の考え方を一言で表したキャッチフレーズを作ることも役に立ちます。キャッチフレーズがあれば、新入スタッフの採用時やOJTのトレーニング時、また、スタッフが患者様への挨拶の中で、「当院はこういう考え方のクリニックです。」と一言で伝えることができます。先生やスタッフが普段から自分の言葉で伝えることで、自院の考え方を根付かせる効果があります。